今週の読書103

世界中のセレブたちをもてなすイギリスの高級老舗ホテル、クラリッジホテルに著者のジェフリー・ロビンソンが実際に宿泊して書いたホテルの実際の出来事を取材して、物語に仕立てた本です。
登場するホテルの従業員の役職や氏名は実在するもので、書籍の中で語られる出来事も真実というから迫力があります。
セレブたちが闊歩する優雅な表舞台と共に、ホテルの裏方で繰り広げられる人間模様が些細に描かれています。
そうか、格式高いホテルの見えざる舞台裏というのはここまでストイックに仕事に徹しているのだなと驚き、感心しました。
こういうホテルには一生泊まることはありませんが、読書は本を通じて仮想体験しているようなもの。