今週の読書22

ほとんどの方がおそらく好きだと思われる、東のディズニーランド、西のUSJですが、僕は最近そんなに興味がありません。
子供のころは憧れがありましたが、まず乗り物が好きでないということと、人の多いところは避けがちで、せっかちですので待ち時間が長いアミューズメントパークは苦手になりました。
自分の娘たちには連れて行けとせがまれますが、「大きくなったらお友達と行ってね」と答え、逃げています。
テレビでおじいちゃま、おばあちゃまとお見受けする方が、ディズニーランドで孫と思われる子供たちをうれしそうに連れ歩く姿を拝見することがありますが、その体力には感服させられるばかりです。
もう僕は本当のお歳の方以上に年寄りですね。

さて「最後のパレード」はディズニーランド内で本当に起こったゲスト・キャストの体験を集めた心温まる内容の本です。
ディズニーランド好きにはもちろんたまらないでしょうが、そうでない人も心に優しい灯がともるようなそんなお話ばかりです。
ホッとしたいときに読むのが良いのではないでしょうか。
ただ僕は、ディズニーランドもそうですが、ディズニー映画も苦手なんですよね。
映画のほうもハッピーエンドのお話ばかりじゃないですか。
実際の人生なんてうまく行くほうが少ないですし、人間などそんなきれいな生き物じゃないと思うのです。
僕の性格がねじ曲がっているのかもしれませんが、表があれば裏もあるというのが真実で、しかしディズニーにそういった内容を求めるのは酷だと分かっているので、結局僕はディズニーランドには行かないのかもしれません。
まあそもそも「裏」ディズニーなんて誰が見るのかという話ですが。

念のため申し上げておきますが、本の内容は素晴らしいですよ。