今週の読書109

新聞でこの本の宣伝を見つけ、どちらかというとお金の使い方のハウツー本だと思って購入しましたが、実際は趣が違っていました。
確かにお金に関する話が中心ではあります。
投資(投機)的な話も随所に織り込まれていますが、一つの家族を中心にした人生模様をお金というツールを絡めて描いてある小説だと感じました。
女性でないと描けない表現だったり内容で特に女性には共感できる場面が多いと思います。
決して表現が巧みというわけではないですが、シンプルながら語るべきことは全て含まれている、読み終わってからなるほど、と著者の力量を感じさせる作品です。
うちの奥様にも勧めます。