イソジン騒動に関して

先日、親族や知り合いの方からイソジンの問い合わせが相次いだので、どうしたのかと思ったら、どうも大阪府知事がコロナ感染予防にイソジンガーグルの使用を推奨する会見を行ったことに刺激を受けたようです。

以前から細菌学の専門家がコロナウイルスに対するイソジンの有効性を指摘されていたことから(東京歯科大学名誉教授 奥田克爾先生)、当院ではコロナ騒ぎが日本でも本格化したゴールデンウイーク前から、来院された患者様には診療所入り口で必ずアルコールによる手指消毒をしていただき、治療開始前にイソジンガーグルでうがいをしていただいております。

また治療時に唾液・血液が空気中に飛散しやすいという歯科医療の特性から、医療従事者並びにほかの患者さんに影響が可能な限り及ばないように、イソジンうがいに加え、通常の歯科バキューム(吸引機)の使用に加え口腔外バキューム(さらに大きな吸引機)での飛散物の吸引https://fujioka-dental.com/free-arm-arteo-s/、そして換気と空気清浄https://fujioka-dental.com/24%e6%99%82%e9%96%93%e6%8f%9b%e6%b0%97%e3%83%bb%e6%b8%85%e6%b5%84%e8%a3%85%e7%bd%ae%e3%82%92%e8%a8%ad%e7%bd%ae%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/、更に空間除菌https://fujioka-dental.com/%e8%a8%ba%e7%99%82%e5%ae%a4%e5%86%85%e3%81%ae%e7%a9%ba%e6%b0%97%e3%81%ae%e9%99%a4%e8%8f%8c%e3%81%ab%e5%8a%b9%e6%9e%9c%e3%81%ae%e3%81%82%e3%82%8b%e8%a3%85%e7%bd%ae%e3%82%92%e8%a8%ad%e7%bd%ae/などを組み合わせことによってできる限りの感染予防を行いがら、通常の診療をしております。(当院で空間除菌に使用している次亜塩素酸は、大学の研究機関で動物実験を行い、その安全性が確認されております。)

しかしながら、イソジンのうがいは頻繁にそれも長期に行うことで、甲状腺機能に負の影響を与えることが分かっていることに加え、口腔内の善玉菌も駆除してしまうため自ら守ろうとする免疫機能を弱らせてしまう可能性があります。

インターネットでも医師の方が同様の内容の記事を掲載されておりますので参照ください。https://news.yahoo.co.jp/byline/horimukaikenta/20200804-00191721/

この記事では口腔ケアの有効性についても言及があります。

外出先から帰宅して少しイソジンでうがいするぐらいはかまわないと思いますが、コロナが怖いと言って一日に何度も行うのは逆効果になりそうです。

コロナ感染予防のためには、生体をむやみに傷つけることなく、可能な限りお口の中を清潔に保ち、バランスの取れた食事と質の良い睡眠をとること、そして適度な運動を行うことによって体全体の免疫機能を最大限に引き出すことがまず大切と考えます。

そして、何より、今しばらくは3密を避けることが重要です。

それから蛇足かもしれませんが、当院では以前より口腔内の悪玉菌を減らし、体全体の免疫機能を向上させる一つの方法としてBIO GAIA社のプロデンティスをお勧めしています。https://fujioka-dental.com/%e4%b9%b3%e9%85%b8%e8%8f%8c%e3%81%a7%e3%81%8a%e5%8f%a3%e3%82%82%e5%85%a8%e8%ba%ab%e3%82%82%e5%81%a5%e3%82%84%e3%81%8b%e3%81%ab/

ご興味があれば説明しておりますので、お気軽にご相談ください。