硬いもの


院長です。

ようやく梅雨が明けましたね。
と思ったら、急に夏らしく突き刺すような日差しと、湿気を大量に含んだうだるような暑さにやられそうです。
水分補給をしながら、夏バテ防止をしましょう。

さて、患者さんからよく聞く質問で、「硬いものをかむと歯が強くなると教わったんじゃが・・・」というものがありますが、これは本当でしょうか?

確かに幼い子供たちが柔らかいものばかり食べては歯並びに悪影響があると考えます。
しかしながら、以前記事に書いたように(歯に関係する寿命の話の回)、歯自体もどんどん見えない変化をし、亀裂も入れば、歯やその周りの支える組織の柔軟性も失われていきますから、年齢が高くなればなるほど、歯のダメージは大きくなります。
したがいまして、年を取ったら、上手に付き合う、つまり硬いものを食べるときは時間をかけてゆっくり味わうように召し上がってほしい、と患者さんには説明します。
さりとて、硬いものはかまないでほしいと患者さんに言うのは、食べる楽しみを一つ奪ってしまうように感じますので難しいところです。

つい先日、福山の友人がおいしい豆腐料理の店に連れて行ってくれました。
豆腐の入れ物が凝ったものでしたので、つい写真を撮りましたが、なかなか味わい深いでしょう?
ただ、こんな柔らかいものばかり食べては味気ない人生になりますもんね(豆腐は最高においしかったですよ)