今週の読書45

著者の古賀茂明さんは元通産省の官僚で、テレビ等のメディアで歯に着せぬ発言で世間を賑わしていましたが、最近のコロナ騒動の際も給付金の拠出のアイデアを提言され、その内容の真っ当さに唸ってしまいました。
この書籍を読んでも著者の聡明さ、行動力、正義感を感じますが、それが逆に周りの普通の官僚からしたら煙たいのでしょう、著書で霞ヶ関に住む魑魅魍魎との息詰まる攻防について描写されています。書籍の内容によってはちょっと偏っているかな、と思う古賀さんの考え方もありますが、概ね納得のご意見。こういう方が官僚でたくさんおられたらなあと願います。