今週の読書113

やはり読むべきは古典ですよね。
ライトノベルとかハウツー本がもてはやされていますが、どすんとお腹に溜まるこういう本が「本」という感じがします。
ある夏の日「先生」と出会い、距離が近くなりながらも、何か壁を感じる主人公。
2人を隔てる「先生」の暗い過去が、一通の手紙で明かされる…。

ところで2月21日は「漱石の日」といわれていますが、これは文部省から称号を与えられるのを断った日ということが起源だそうです。
もらう予定の称号はかなりの名誉なものだったとのことですが、これを断った漱石の反骨心というか気高さというか、潔さというか。
何かちょっとした賞でももらえると聞いたら、尻尾を振って寄っていく自分のような弱い人間からしたら、漱石のような生き方に憧れます。