今週の読書48

池上彰さんは、昔NHKの子供向けのニュースの司会をされていた時に、子供の鋭い視点、質問に驚き、まだ知識のない子供にどうしたらニュースの内容をわかってもらえるか腐心したそうです。
そういった経験も今に活きて、テレビで見ない日はないというくらい、ニュースを読み解く解説員として大活躍されています。

この書籍は大学生向けに行った経済に関する講義内容をしたためたものだそうですが、小学校高学年以降の年齢の方なら誰でも理解できそうな、非常にわかりやすい内容です。
2冊で完結するようになっています。
「東大で教えた社会人学」の草間洋太郎さんは著書で書いておられましたが、「若者に車の運転を教えるくらいなら(自動車免許)、お金の使い方を教えるべきだ」は全く同感で、近い将来自動運転の時代が来ることを考えたら、自動車免許を取得に時間とお金と労力をかけるくらいなら、お金の感覚を若い時から養っておけば将来どれほど役に立つことか、と感じます。
あ、お金の勉強の後、自動車の免許を取っても遅くないのでは?という意味ですよ。