今週の読書42

コロナの影響で外出を控えるため、多くの人が通販に頼っており、物資の輸送がパンク状態となっていると報道がありましたので。

ですので、流通の仕事を担っておられるドライバーの方にできる限りご迷惑をかけないためにも、ネットでの買い物を自粛しております。

また外出も控えなければならず、不必要な外出は避けるため書店や図書館に行く機会がなくなりました。

ということで、最近は昔読んだ書籍を再読しております。

ですが、一度読んだものを再び読むと新たな気づきがあり、これはこれで良いものですね。

広島県はコロナの自粛解除までもう少し、という雰囲気があります。

早く通常通りの日常を取り戻したいものです。

さて、最近のニュースのネタはコロナ関連ばかりで(当然ですが)辟易としてしまいますが、そんななか、つい先日作家の室井佑月さんと元・新潟県知事のご婚約されるというおめでたい話も(他にもめでたいニュースはありますが)。

この元・新潟県知事さんは知事時代にスキャンダルがあり、そのニュースがあったことは記憶にありますが、このたび再び話題になって始めて知ったことに、この方東京大学の理科3を現役入学して、その後司法試験まで取得されているとのこと。

抜群の秀才ですね。

私もその爪の垢を煎じて飲ませていただきたいものです。

という東大つながりで、「東大で教えた社会人学」を執筆された草間俊介さんは前出の元知事と同じ、東大は工学部を卒業され、会社勤務を経て現在は税理士事務所を経営される傍ら、母校の東大で特別講師として講義をされている方です。

現代の理系に進むそれも東大の工学部の学生は、自分の専門分野の知識・技術には長けているが、社会人として持つべき知識や一般常識に欠けていると指摘。

社会人としてどのように目標を持ち生きるか、そして必要な金銭感覚から家族の養い方、仕事に対する考え方から人との付き合い方、さらには老後までを見据えてどう準備するかまで、生き方の道標を提示します。

共著の畑村洋太郎先生はその草間さんの先輩で東大工学部の教授を務められており、東京であったビルの回転ドアに児童が巻き込まれて亡くなった事件に対して自ら私費を投じて事故原因を探る仕事をなさったかたです。

草間さんの書かれる記事に畑村さんの意見をさらに加え、その内容により深みを与えています。

東大生でなくとも若いときに是非受けたかったと思う授業内容です。

といっても、わたくし自身若いとき、それも学生の時は真剣に授業を聞く向きだったかどうかはわかりませんが・・・。