今週の読書76

タイトルに逆説とありますが、教科書で習ったあるいはドラマ等で受ける情報と全く異なるかというとそうではなく、今までの説に比較的忠実な内容となっています。

イラストが多用してあり、非常に読みやすいですし、頭の中の秀吉に関する情報をまとめるのに非常に役に立ちました。

昔から戦国時代のドラマ性は多くの日本人が好きですから、徳川家康だの織田信長だの一人一人の歴史を掘り下げて勉強すると楽しいでしょうね。

ちょっと面白かったのは、秀吉が天下統一を成し遂げて地元の名古屋の中村に戻り、幼少期にいじめた相手を成敗しようとして周りから止められたという逸話です。

天下を取ってほしいものはほぼ手中に入ったのに、小さなころの些細な(と思いますが)ことを思い出して、天下人の秀吉にとったら取るに足らない一農民を殺そうとするなんてちょっと異常だとしか思えません。

よほどのうらみがあったのか、ただの思い付きで起こした行動なのか、大人物なのか器が小さいのか、不思議です。