今週の読書53

ここ最近、藤井総太さんの活躍が目覚ましいですね。

若くして活躍される方を見ていると、自分は無駄に年を取ってしまったと落ち込んでしまいがちですが、ま、別世界の方ですからしょげていても仕方がありません。

羽生善治さんも将棋界を代表する天才ですが、この書籍では羽生さんが若くして将棋界に足を踏み入れてから、多くの対局を経験する中でどのように難局を乗り越え、そして変化に対応してきたかということを、わたくしたち一般の人間が読んでも理解できるように書かれてあり、また一般的な日常生活でもその教訓が生かされるように解説されています。

ちょっと意外だったのは、羽生さんが非常に忘れ物が多く、普通の人以上に道に迷うことが多いと告白されていることでした。

頭脳明晰な勝負師とはまた違った側面を見た気がします。

さる有名な天才数学者は数メートル歩くのに迷ってしまった、という逸話を聞いたことがありますが、天才とはそういうものなのでしょうか?