歯と歯の間を清掃すること

院長です。

歯磨きは大切なこととわかってはいても、なかなか上手にはできないもの。
歯科医師である僕も、自分の口の中を100%きれいにすることは不可能です。
ですので、たまに(可能なら毎月ですが)クリーニングをしてもらいます。
皆様も3か月に一度くらい来院いただいて、清掃をチェックしてもらうのが理想的です。

あとは、普段の自宅でのメインテナンスが非常に大切です。
いろいろなことを言う歯医者さんが多いですが、僕は患者さんに説明するときに「100点でなく、70点から80点くらいを目標に頑張りましょう。」
「できなかったところをうがい液や、歯磨きの成分、あるいは唾液をしっかり利用して歯周病・虫歯予防しましょう」「あとは定期的に来てくださいね。」
と説明することにしています。

口腔内の清掃は長く続けていただかないといけないことですので、あまり神経質になりすぎると良いブラッシングも習慣化しません。
それと几帳面で一生懸命な方は、逆に歯や歯茎を傷つけてしまう傾向があります。。
つまり無理は禁物です。
歯科医院に通っていただいて、悪い磨き方であれば一緒に上手になりましょう。

それから、歯と歯の間を歯間ブラシ(細いブラシの中心に針金が入っているものが多い)を使用して磨かれる方が多いですが、誤った方向に通していると歯茎が傷つきます。
僕は歯間ブラシよりもフロス(糸ようじ)をお勧めしていますが、歯がつながっているところ(ブリッジのようなところ)は糸ようじは入りません。
糸ようじの入らない部分や、歯と歯の間が大きく開いている部分は、歯間ブラシをは通す必要性がありますので、歯医者さんと衛生士さんに相談していただいて、適切な磨き方を一緒に考えましょう。

一生懸命も大事ですが、ほどほども大事ということですね。