今週の読書91

苦手な参考書や教科書を読んでいて、あまりのボリュームに読むことに飽きたり、読み切ろうとについ焦ったりして、後ろから読んで少しずつ読み進めた記憶は皆様ありませんか?

僕はその口なのですが、最近では年を取ったせいか、人生も終盤をイメージして今をどう生きるか想像しようとすることが多くなった気がします。

そういうこともありこの手の本はいくつか読んでいますが、書店でこの本を見つけた瞬間、僕が大ファンの佐藤優さんが書かれている本ということだけでほぼ無意識に手に取っていました。

佐藤さんご本人も60歳を超えられ、一つの人生の節目である「還暦」以降、どう人間関係を維持するか、働くことの意味、お金との付き合い方、教養や死の受け入れ方など、誰しも年齢を重ねれば重ねるほど考えざるを得なくなる、これらの課題について佐藤さんなりの考え方を披露されています。

「人生を豊かにするものは形にならないもの、数字や物で置き換えられないもの・・・」と巻末にかかれています。

自分にとってはこの形にならないものは何なのか、最近僕も年を取るにつれて考えるようになっていました。

年を取って残るものは何なのか、社会的地位でも役職や資格でもない。

じゃあ何なのか、もう少し考えを深めてみようと思います。