今週の読み聞かせ56

小さい頃、西部劇の映画をよく見ていて、悪いインディアン(ネイティブアメリカン)を、イケメン白人カウボーイたちが懲らしめながら西武開拓を進める、というイメージを持っていました。
もちろんそれは間違ったイメージで有ることは今では理解しています。

ところで、イギリスからアメリカに渡ってきて、飢えと寒さに苦しんでいた入植者の白人が、ネイティブアメリカンの助けによって生き延びたことに感謝して始まったという「サンクスギビングデー」というものがあります。
結構盛大にお祝いするのですが、彼らアメリカ人(特に白人)はこのイベントの起源を知っているのでしょうかね?
ただのアメリカの休日、みんなで食事をする日、になっているような…。
どこでどう間違ったか虐げられる原住民、遠くから物のように連れてこられ奴隷として扱われる黒人、勝手な物です。

と、絵本とは少し関係ない方向に話がずれてしまいました。
この絵本は絵自体もシンプルながら迫力と味があり、展開もゆっくりな上、セリフ・文字数も少ないので、小さいお子さんも楽しめます。
絵本の結末のように、人種が違っても同じ人間なのだから、最後はこうあって欲しいものです。